「MRガイド下集束超音波手術装置」を使った、超音波治療というものがあります。
超音波を1カ所に集めると、60~90度程度の高温になります。その熱さを利用し、MRIで治療部位を温度変化とその分布で確認しながら、がんの周囲を焼いていくのですが、手術と違って切開することはないので皮膚に傷もつきませんし、全身麻酔も必要ありません。鎮静剤と鎮痛剤を点滴するだけで治療できます。
がん細胞が43度以上になると死ぬことはわかっていて、温熱療法も行われていますが、これも温熱療法の1つといえます。この治療を経験した方の話では、瞬間的につねられるような感じや熱い感じがするが、苦痛というほどではないとのことでした。つまり、患者への負担が少ない治療法です。
子宮筋腫などの良性の腫瘍では効果が確認されていて、自費診療による乳がんの治療は2004年春からスタートしました。乳がんでは、がんの広がりが少ない乳房温存手術が可能な人を対象とすることになりそうですが、今後、脳腫瘍、肝臓がん、前立腺がんなど、乳がん以外の治療にも広がる可能性を秘めた治療法と考えられています。
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どうすれば、がんは治せるのか!?
標準治療(手術・抗がん剤・放射線)に耐え、代替療法も活用すれば・・・
本当にがんは治せる?
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