手術後のリハビリテーションについては、ほとんどの病院で指導してくれるはずです。
基本的に乳房温存でも乳房切除でも、手術後のリハビリは同じメニューで行います。手術をした当日は、手術をした側の肩からひじの下に枕を入れておきます。
ひじを曲げておなかの上に手をおき、安静にしますが、ひじを曲げたり、手指を動かすことはできます。ひざを立てて、腰を浮かすと、体全体の重苦しさがやわらぎます。手術の翌日から歩行や食事ができるようになります。
腕を体から45度の角度まで、前後左右に上げたり、手を腰に持っていったりしましょう。この運動がリハビリの第一歩です。3日目以降からは、日増しに体力が回復するので、手術した側の腕で歯ブラシや箸を持つなど、自然に動かすようにします。日常の動作でできることは、積極的に始めていきましょう。
5~7日たつと排液ドレーンがはずれるので、本格的なリハビリができるようになります。病院で指導されている運動を毎日行いましょう。最初は1種類を、ゆっくり5回ほど行い、翌日に疲れが残っていないことを確認しながら、種類を増やしていくとよいでしょう。慣れできたら、すべての運動を朝、昼、晩と1日3回行いましょう。
腕の上がる角度は、退院までに90度、手術後2週間までに120度を目標にしましょう。腕の運動は、手術した側の腕が反対側の腕と同じ高さに上げられるようになることを目安にして、いったん上がるようになっても油断せずに半年くらい続けるほうがよいでしょう。
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