乳がん検診が普及するにつれて、シコリとしてさわらないような非触知乳がんが診断される時代になりました。
また、MRIによってどこまで乳管内進展があるか予測できるようになりました。
そこで、限局した乳がんを対象にラジオ波焼灼治療が臨床試験として試みられています。目的は女性のシンボルである乳房にメスを入れないこの方法によって、乳房の整容性が保たれるかどうかを検討することです。
最終的には、薬物療法と同じように、現在の標準治療である乳房温存術と比較してきっちりと評価する必要があります。しかし、一部の医療施設では、実地医療としてラジオ波焼灼治療が行われています。
これは、不妊だからと言って代理母出産を行ったり、透析から解放されるからと言って病気腎を移植するのと同じような医療行為です。すなわち、医学的に検証されていないにもかかわらず、「希望する患者さんがいるのに何でしちゃいけないの?」という考え方で行われる医療なのです。
このやり方で結果的にうまくいった患者さんには、その最新治療は福音となるでしょう。しかし、もし失敗すれば、相手はがんですから、予想外の結果になるかもしれません。
もし乳がん治療を行う医療施設でこの方法を勧められたら、標準治療との違いや過去の成績など十分な説明を受けた上で決めましょう。
・・・
どうすれば、がんは治せるのか!?
標準治療(手術・抗がん剤・放射線)に耐え、代替療法も活用すれば・・・
本当にがんは治せる?
詳しくはこちらのページで