乳がんは、がんの中でも治療法が多いがんです。
つまり、がんのタイプに合わせてさまざまな治療法が用意されています。基本は、ほかのがんと同じように手術、薬物療法、放射線治療の3本柱ですが、その種類が豊富です。
薬物療法といえば、普通は抗ガン剤治療をさしますが、乳がんの場合は、ホルモン療法があります。最近は、分子レベルでがんの特性をとらえて攻撃する分子標的治療薬も加わりました。その背景には、乳がんのがんとしての特性があります。
乳がんの60~7O%は、女性ホルモンの影響で成長します。そのため、女性ホルモンの働きを抑える薬が効果を発揮します。しかも、女性のからだは閉経前と閉経後では、ホルモン環境も変わります。したがって、同じホルモン療法でも閉経前と閉経後では効く薬が違ってきます。
また、手術前にも行われますが、手術後には再発予防を目的に、数年の単位で薬物療法が行われます。したがって、乳がんの治療は、たとえ早期であっても、手術で取ってしまえば終わり、ということは少ないです。
基本的には、手術と薬物療法と放射線治療の3本柱を組み合わせて行うことになります。治療は、乳がんの大きさや病期(ステージ)に加え、ホルモン療法が効くがんか効かないがんか、閉経前か閉経後か、分子標的治療薬が効くかどうか、再発リスクの程度など、さまざまな要素を評価したうえで方針が決定されます。
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