大腸は、盲腸から肛門につながる直腸までの長い消化管で、小腸から入ってきたドロドロの食物(栄養分は小腸で吸収されている)の水分を結腸で吸収し、直腸で固形の便に形を変え肛門へ送り出して行く働きをしています。
通常、S状結腸より上部にできたがんを結腸がん、それより下にできた肛門に近いものを直腸がんと分けていますが、がんは大腸の中のどの部分にもできます。最近は食生活の欧米化などにより大腸がんになる人が急増しています。
患者数だけではなく、死亡数も年々増えているので、大腸がんは進行すると恐ろしいがんの1つです。それでも、大腸がんは、早期に発見して早期に治療すれば100%近く治ります。
早期発見・早期治療のためには、できるだけ、がんになる前の段階で退治してしまうのが理想的です。大腸がんは、がんになる一歩手前の前がん状態を簡単に発見できる病気なのです。
大腸の内側には、ぽこんと膨らんだおできのようなポリープと呼ばれるものができることがありますが、これが前がん状態だといえます。胃のポリープはがんとはほとんど無関係のものですが、大腸ポリープのほとんどは、放っておくと大きくなってがんになる可能性の高い腺腫といわれるものです。
なかには、「ポリープはがんにならない」「ポリープは取ったらどんどんできる。だから放っておくべき」などという医師もいるのですが、これはまったく科学的な根拠のない話です。
むしろ、腺腫といわれるポリープは大きくなるとがんになりますし、取っても取ってもまた新しいポリープができる人がいます。
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どうすれば、がんは治せるのか!?
標準治療(手術・抗がん剤・放射線)に耐え、代替療法も活用すれば・・・
本当にがんは治せる?
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