肺がんには多くの種類があります。この種類を「組織型」と呼んでいます。
組織型は顕微鏡で肺がんの組織標本を見たときのがん細胞の"顔つき"とがんの構築によって分類されています。(この組織型を顕微鏡で診断することを病理診断と呼びます)多くの臓器のがんは1つの組織型が大部分を占めています。
たとえば、胃がん、大腸がん、乳がんなどはそのほとんどが「腺がん」であり、食道がん、子宮頸がんなどは「扁平上皮がん」です。肺がんはさまざまな組織型があることが大きな特徴であり、それぞれの組織型は、がんのできる場所(発生部位)、がんの大きくなるスピード、治療法などに違いがあります。
肺がんにはたくさんの組織型がありますが、大きく分けると「腺がん」、「扁平上皮がん」、「小細胞がん」、大細胞がん」の4つになります。この中で最も発生頻度が高いのが腺がんで、続いて扁平上皮がん、小細胞がん、大細胞がんの順になっています。
このほかにも「腺扁平上皮がん」、「カルチノイド」、「腺様嚢胞がん」、「粘表皮がん」などの組織型があります。これらの組織型は悪性度が異なり、カルチノイド、腺様嚢胞がん、粘表皮がんは低悪性度のがんで、がんの大きくなるスピードが遅く、転移も少ないことが知られています。
また、肺がんの治療法の違いにより、これらの組織型を「小細胞かん」と、それ以外の「非小細胞がん」の2つに分けることもあります。
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