再発の危険性は、局所再発やリンパ節再発は1年以内、血行性の肝臓や肺への転移は2年以内に多く見られます。
以降、頻度は減ってきますが、5年経っても、10年経っても転移するという危険性は否定できません。ただ、ほかの臓器のがんであれば、転移すると治療法が抗がん剤治療に限られてしまうことが多いですが、大腸がんでは、転移再発した病巣を再切除することができます。
それは、肝臓や肺に1個だけの転移巣ができる場合が多いため、それを切除することで、再び根治治療ができるからです。進行がんの場合、15~20パーセントに肝転移再発が起こるといわれていますが、単発性(孤立性)の肝転移巣の再切除後の5年生存率は約60パーセントという高い確率です。
このため、早く見つけられるように、手術後退院しても定期的な検査を行うことが大切です。
超音波(エコー) 検査とCT(コンピュータ断層撮影)を3カ月ごとに、腫瘍マーカーと血液検査を2カ月ごとにおこないます。ただし、腹膜転移と骨・脳への転移は、臓器の場所が画像診断ではわかりにくいため、早期発見が難しくなります。もし、腹痛や胸、腰の痛みを感じたら、すぐに病院で主治医に病状を説明し、検査してもらうようにしましょう。
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