退院後もきちんと定期検査を受けている場合、肝臓や肺、リンパ節に転移しても自覚症状が出る前に高い確率でCT検査、超音波検査、血液検査などから発見できることが多いです。
しかし、症状が先に出る場合はかなり進行した再発の状態になっていると考えられます。腹膜転移や骨・脳への転移で症状を感じたら、すでに全身へがん細胞が散らばっている可能性が高いです。
腹膜転移は播種性のもので、バラバラと散らばってしまいます。症状は腸の動きが悪くなったり、おなか全体が
えもいわれぬ痛みを起こしたりします。骨へ転移したときも麻薬がないといられないほどの痛みや骨折を起こすことがあります。
脳への転移では手足にしびれや麻庫などの神経症状が出たり、怒りっぽくなったりします。このようなときは、少しでも症状をやわらげるために抗がん剤治療をすることもあります。
脳への転移は、肝臓のように病巣が1個だけという「孤立性転移」が見られることがあります。その場合、「ガンマナイフ治療」がよい成績を残しています。これは放射線治療のひとつで、脳内の病巣部を縮小させます。開頭して切除する手術ではなく、また腫瘍以外の脳組織を傷つけることもないため、以前のような後遺症もありません。
入院期間は2、3日から1週間以内です。現在、まだ設備がかなり高価なため日本でも限られた施設でしかおこなわれていませんが、がんの脳への転移や脳腫瘍の治療に使われています。今後は、肝臓や肺に転移したがん治療にも効果が期待されています
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