肺がんの術後早期は痛み止めの薬を使って十分痛みを取り除きます。
退院後に傷の痛みを心配する人もたくさんいますが、ほとんどの患者は、鎮痛剤を使用せずに日常生活を送れます。退院するころには、痛みは傷口よりも前のほう、主にお乳のあたりからみぞおちにかけて現われ、痛むほかに、突っ張る感じを覚えられる人が多いようです。
このようなときは痛い部分を温めるとよいでしょう。カイロ・温湿布・アンカなどを使ったり、お風呂にゆっくりつかったりしてよく温めると楽になります。痛みは徐々に楽になり、1か月以内に鎮痛剤をやめる人がおよそ80%です。
残りの20%くらいの人も、ほとんど術後3か月以内に薬が必要でなくなります。一部にいつまでも強い痛みが残る人がいますが、注意しなくてはならないのは、がんの転移による痛みです。
この場合にはすぐに治療をはじめなくてはなりません。転移でない場合に強い痛みが続くときは、担当医とよく相談しましょう。ペインクリニックの痛みの専門家に相談するのもよいかもしれません。
退院後に使う痛み止めの主な副作用は、胃潰瘍ができやすくなることです。しかし、痛みをこらえていてもそのストレスにより、胃潰瘍になることもあります。
そのため鎮痛剤は胃潰瘍の薬と一緒に飲むようにします。手術後の痛みに対してはあまり神経質にならずに、そのうち楽になると思って過ごすと、いつの間にか気にならなくなることが多いようです。
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