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肺がん

転移した肺がんの治療の進め方

2014/01/30

肺にほかの臓器から転移してきたがんを「転移性肺腫瘍」と呼びます。腫瘍はすべてのできものをさします。がんでなくても肉腫や中皮腫も腫瘍の仲間です。

がんが最初にできた場所(原発巣)と違うところでがんが増えてしまうことを転移といい、その新たな病巣を転移巣といいます。がん細胞は、血液やリンパ液が流れている血管、リンパ管を壊し、その中に入り込んで、ほかの場所へ運ばれていきます。これが転移のはじまりです。

転移が成立するためには、流れて行ったがん細胞が、ほかの場所に定着し増殖しなければなりません。多くのがん細胞は血液やリンパ管の中、ほかの臓器の中では環境が違うため生き残ることができないと考えられています。

しかし、そのような異なった環境でも生き抜くことが可能ながん細胞が含まれていることがあります。そのような細胞がほかの臓器で増殖をしたときに転移巣が形成されます。肺にできる転移のほとんどは、血液の流れに乗ったがん細胞によってできます。全身の血液は心臓にもどったあと、酸素を取り入れ二酸化炭素を放出するために、いったん、すべて肺を通ります。

ですから、血液の流れに乗ったがん細胞の多くは肺を通ることになり、そのときに肺に居ついたがん細胞が、やがて育ち、転移としてあらわれてくるのです。しかし、原発巣の位置や、細胞の性質によって転移しやすい臓器も異なり、肺に転移がないのに、ほかの臓器に転移があらわれることもあります。

転移性肺腫瘍の手術適応は、肺以外のほかの臓器に転移のないこと、転移が1個だけであることが原則です。しかし、大腸がん、骨肉腫では複数あっても、すべて切除すれば治癒が得られることもあることがわかってきたため切除を行います。

また、大腸がんでは肝臓と肺に転移が見つかった場合、肺と肝臓の両方の転移を切除することがよくあります。2つの臓器に転移をしていても両方を切除して5年生存する症例はしばしばあります。

大腸がんの肺転移の手術症例の5年生存率は50%を超えています。しかし、5年生存例すべてが、がんが治癒した症例ではありません。5年以上経過してから、再発する症例もあります。現在、大腸がんの肺転移の明確な手術適応基準はありませんが、すべての肺転移を切除しても日常生活に支障のない呼吸機能が残ると判断されれば、10個くらいまでの転移を手術で切除してもよいのではないかと考えています。

しかし、大腸がんでも転移が多いほど治癒する可能性は低くなります。また、肺に転移していて、さらにリンパ節にも転移が認められるような場合には、大腸がんでも転移巣の手術で治癒することはほとんどないため、手術の適応になりません。

転移性肺腫瘍の手術は原発性の肺がんの手術とは異なります。一般的に転移の場合には肺葉の一部を切除する部分切除を行います。この部分切除は多くの場合胸腔鏡を用いて行います。転移が肺の中心部に近いような場合、大きさが3cmを超えるような場合には、区域切除や肺葉切除を行うこともあります。

また、転移性肺腫瘍の手術では、通常、リンパ節の郭清を行いません。リンパ節に転移が明らかな場合には手術適応になりません。リンパ節に転移のある場合は予後不良で、リンパ節郭清を行っても治癒が望めないと考えられているからです。

肺の転移巣の手術が困難な場合、適応がないと判断される場合には、原発巣の臓器のがんに行うのと同様の化学療法(抗がん剤治療)を行います。

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