子宮頸部の細胞診で、軽度・中等度異形成と診断された場合は、治療の対象にはならず、3~9カ月ごとに外来で細胞診、組織診の検査を行います。異形成は、程度がよくなる傾向のほうが高いので、その方針をとります。
最近の報告によれば、軽度異形成から高度異形成や上皮内がんに進行するのは、2年間の観察で2.1%、10年間では9.9%です。一方、正常化するのは2年で44%、10年で87.7%と圧倒的に治る率が高いです。
ただし、中等度異形成から高度異形成以上に進行するのは、2年で16.3%、10年では32%と病変が進む率が高くなります。高度異形成以上になると、子宮頸部円錐切除術を行う医療施設が多く、円錐切除は後出血といって、切除後7日ごろに再出血することがあります。また、切除のときに輸血が必要なほど出血することもあります。
このように円錐切除にはリスクがともなうので、中等度異形成では一般に円錐切除を行っていません。
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