術後に起こり得る疾患として肺塞栓症があります。
肺塞栓症は、おもに下肢静脈、骨盤腔内静脈に存在した血栓がはく離し、肺動脈を閉塞し、肺循環障害を引き起こす疾患です。発症後1時間以内の死亡率が約10%と高いので、早期診断・早期治療が重要です。
この疾患は男性よりも女性に起こりやすく、巨大子宮筋腫手術、巨大卵巣腫瘍手術、卵巣がん手術、子宮がん手術、骨盤内高度癒着の手術、ホルモン補充療法を受けていることなどがリスクとして挙げられています。
子宮や卵巣の腫瘍が大きいと、その重みで静脈が圧迫されて血液の流れが悪くなるため、血栓が形成されやすくなります。ふくらはぎを押さえると痛いとか、足のつま先を上げると痛いのは、血栓を疑う重要な症状です。予防には手術後の早期離床、弾性ストッキングの着用、間欠的空気圧迫法、抗凝固剤投与を行います。
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