子宮がんは、女性のがんの中では乳がんについで高率で発症します。
おとなのこぶしほどの大きさの子宮は、洋ナシをさかさまにしたような形をしており、骨盤の内側におさまっています。子宮上部の丸い部分を「子宮体」といい、下部の細くくびれた部分を「子宮頸」と呼びます。
子宮がんには、子宮頸をおおう粘膜に発生する「子宮頸がん(=子宮頸部がん)」と、子宮体の内側をおおう子宮内膜に生じる「子宮体がん(=子宮体部がん、子宮内膜がん)」があります。
この他、まれながんとして、子宮の筋肉などに生じる「子宮肉腫」があります。近年の日本では、子宮がんの発症率や死亡者数は、かつてより大きく減少しています。50年前には10万人当たり30人以上が子宮がんで亡くなりましたが、いまでは8人にすぎません。
これはおもに、子宮がんのうち子宮頸がんを発症する人が大きく減ったためです。これに対して、子宮体がんの患者は、近年、急速に増加しています。
子宮がんの生存率は、すべてのがんの中でも高いもののひとつです。生存率が改善された理由として、とりわけ若い世代に検診が普及して早期発見例が増えたことと、治療法が向上したことが考えられています。
いまでは、子宮頸がん全体の5年生存率は70~80パーセントに達しています。しかし、がんが進行して手術ができないときは、20~40パーセントにまで下がります。子宮体がんの5年生存率は平均約85パーセントです。
進行すると、やはり生存率は著しく低下します。これに対して子宮肉腫は、診断自体が難しく治療も困難なため、治療成績はたいへん悪く、5年生存率は15~30パーセントにすぎません。
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