大腸がんの検査結果で患者が聞いておくべきこと

■病気の進行状況
早期がんか、進行がんか、厳密なことは病理組織検査をしないとわかりませんが、手術前の検査段階のわかる範囲で、進行度を客観的なデータで示してもらいましょう。

■治療法
一般的には、どういう治療方法が標準的なのか、ひととおり聞いておいたほうがよいでしょう。たとえば、内視鏡的ポリペクトミーや内視鏡的粘膜切除(EMR)だけの簡易な治療で終わるのか、などです。または開腹する手術が必要か、その理由はどうしてかも必須です。

■主治医の意見
いろいろな治療法を聞いたうえで、主治医はどんな治療法を勧めるのか。治療の効果はどのようなものか。副作用・後遺症はどんなことが考えられるのか、といった点について医師の見解を確認します。

ここまでの内容は、外来診察中でも10分程度で話ができます。

このほかたとえば、いつごろふつうの生活や仕事に戻れるのか、手術後はいつからどのくらいの運動や旅行ができるのか、できないのか、などの質問もあります。こうした手術後の経過については、入院して主治医が決まってから聞いてもよいでしょう。

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