抗がん剤は正常な組織にもダメージを与えます。
より大量の抗がん剤を投与すればより高い治療効果が期待できるとしても、副作用もそれだけ強く現れると予想されるため、投与できる量にはおのずと制限が生じます。近年、抗がん剤の副作用も、治療効果と同様に一定の基準で評価されるようになりました。
これによって、個々の治療法がより総合的かつ客観的に評価されるようになったといえます。副作用の評価基準として代表的なものが、アメリカの国立がん研究所の「一般毒性基準(NCI-CTC)」です。
そこでは、出現し得るすべての副作用を、その程度によって4段階に分けて判定します。そして、もっとも強いグレード4の副作用が認められた場合、治療法の見直しが要求されます。
日本では、日本臨床腫瘍研究グループが中心となって、一般毒性基準の日本版を作成しました。化学療法では副作用は避けられないものです。しかし、それを許容範囲内にとどめることは、治療を進めるうえできわめて重要です。医師は、予想される副作用を十分理解したうえで可能なかぎり予防策を講じ、それでも生じる副作用は、その影響を最小限にとどめるよう努力しなくてはなりません。
・・・
どうすれば、がんは治せるのか!?
標準治療(手術・抗がん剤・放射線)に耐え、代替療法も活用すれば・・・
本当にがんは治せる?
詳しくはこちらのページで