口の中にもがんが生じます。
頬の内側、唇の粘膜、口蓋、歯肉(歯茎)、舌などから発生するこれらのがんを総称して、口腔がんといいます。口腔がんのうち、もっとも発生頻度の高いのは舌がんであり、患者の50パーセント以上を占めます。
ついで発生しやすいのは歯肉がんです。このうち、舌がんは舌の周縁部に発生しやすく、歯肉がんは歯茎のどこにでもできます。
■原因、リスクの高い人
舌がんに限らず、口の中のがんは以前から、喫煙および飲酒との強い関連が指摘されてきました。アメリカの統計では、タバコを吸いかつ酒も飲む人は、どちらでもない人に比べて、口腔がんの発症率が16倍、統計を取った集団によっては100倍にも達しています。
これは、タバコの煙に含まれるニコチンやタールが、傷つきやすい口腔の粘膜細胞のDNAを破壊し、さらに、アルコールが体の抵抗力を弱めるためと考えられています。
この他の危険要因としては、口腔内が不潔、40歳以上、栄養状態が劣悪、アスベストやおがくず、繊維などが大量に存在する環境で長期間生活した、金属やプラスチックの加工に携わった、化学薬品が使用される場所で働いたなどがあげられます。
なおアメリカでは、歯科治療の際に適合性の悪い人工材料の義歯や固定器(ブレース)を用いると、その刺激で口腔がんが生じるというデータがあります。また北欧では、慢性的な鉄分の欠乏症の女性は舌がんになる確率が高いとされています。
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