乳がん患者は、比較的早い段階でがんの症状を自覚することが多いようです。
もっとも多い自覚症状は、乳房のしこりです。他にも、乳房が痛む、左右の乳房の大きさや形が違ってきた、乳房を寄せたりもち上げたりすると特定の場所にしわやくぼみができる、皮膚にひきつりがある、乳頭から液体が出る、乳頭が陥没したなどの症状があります。
さらに、乳房が赤く腫れたり発疹が出ているときには、進行の速い「炎症性乳がん」のおそれがあります。乳がんは、比較的早期にわきの下のリンパ節に転移します。乳房に異常がなくても、わきの下にしこりができた、腕がむくんだ、などのリンパ節転移の症状が現れることによって、がんが見つかることもあります。
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