ホルモン補充療法と乳がん

アメリカでは1980年ごろから2001年ごろまで、ホルモン補充療法が盛んに行われました。

更年期症状の緩和や、アンチエイジングなどに使用されていたのです。ところが近年の研究で、このホルモン補充療法が乳がんを誘発する原因であることがわかってきました。

ホルモン補充療法を3年間続けた人の乳腺は異常に発達しています。いかにホルモン補充療法が乳腺に大きな影響を与えているか、このことからもわかります。

■ホルモン補充療法と乳がんは比例する

アメリカでは2001年以降、ホルモン補充療法の使用が減るに伴い、乳がん発症の数も比例して減ってきています。現在、日本でも更年期症状の緩和や、アンチエイジング療法として、ホルモン補充療法が一部で行なわれています。使用される場合には、充分に医師と相談しましょう。

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