がんの手術や放射線治療がおこなわれたあとには、「腫瘍マーカー」が重要な役割をはたします。
腫瘍マーカーとは、がん細胞がつくりだす物質か、がん細胞に反応した正常細胞が血液中に放出する物質のことで、いわばがんの目印です。いまでは1OO種ばかりの腫瘍マーカーが発見されています。腫瘍マーカーを調べるには、血清や尿を使用します。
血清というのは、患者からとった血液を放置しておくとできる黄色や透明の液体のことです。患者の血清や尿に「モノクロナール抗体」という試薬を添加すると、がんがあれば試薬が結合しますのでその量を見て測定できるようになっています。
しかし前立腺がんに使われるPSA(前立腺がんの腫瘍マーカー)をべつとして、ほかの腫瘍マーカーはがんが1センチくらいにならなければ反応しません。ですので、がんの早期発見に使うことはできません。それでも、がんの診断中に腫瘍マーカーが陽性にでれば、(1)がんのステージの判定と、(2)がんの組織型の決定に役だつことがあります。
しかし、がんの治療後に使われる腫瘍マーカーは、(3)手術や放射線治療の効果のチェックで大きな役割をはたします。つまり、(a)がんがなくなったかどうか、(b)なくならないけどじっとしているか、(C)がんがまた動きだしているか、を判断する材料に使われるということです。
腫瘍マーカーはこのほか、(4)がんが転移・再発したときの発見や、(5)化学療法が効いているかどうかの判定にも使われます。
・・・
どうすれば、がんは治せるのか!?
標準治療(手術・抗がん剤・放射線)に耐え、代替療法も活用すれば・・・
本当にがんは治せる?
詳しくはこちらのページで