抗がん剤に比べれば副作用が少ないとはいえ、ホルモン療法剤にも副作用がないわけではありません。
エストロゲンの作用を人工的に抑えてしまうのがホルモン療法です。そのため、ホットフラッシュや骨そしょう症、関節痛、抑うつなど更年期障害と同じような症状が現れます。
特に、閉経前の女性にはこうした影響が強く現れる傾向があります。骨そしょう症は、運動と食事の注意で、ある程度予防が可能ですし、今は骨量を増やす薬(ビスホスホネートなど)も出ています。また、更年期障害自体もだんだん落ちついてきます。
タモキシフェンの場合は、子宮体がんのリスクを高めるというデータがありますが、これは定期的な子宮体がん検診で早期発見に努めることが大切です。
リンパ節転移があれば10年間で約3O%が再発するのが乳がんです。再発すれば、完全に治すことが難しいのも事実です。術後補助療法でその危険を半分以下に減らすことができます。
そのバランスをどう考えるか、それによってこうしたリスクの受け止め方も違ってくるといえます。
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