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乳がん

乳がんのホルモン療法で最も使われる薬「タモキシフェン」

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ホルモン療法剤には、エストロゲンの生成や分泌を抑えて、組織中や血液中のエストロゲンの濃度を低下させるタイプと、エストロゲンが働くときに結合する受容体をブロックして、エストロゲンの働きを阻害するタイプとがあります。

ホルモン療法剤として最もよく使われているタモキシフェン(商品名ノルバデックス)は、エストロゲン受容体をブロックするタイプの薬です。このような薬を抗エストロゲン剤と呼んでいます。

タモキシフェンは1970年以来、3万人以上の人を対象に臨床試験を行った結果、乳がんに有効であることが証明されています。ホルモン受容体陽性の人は、閉経前やあと、リンパ節転移の有無などにかかわらず、タモキシフェンを5年間服用することが推奨されています。

タモキシフェンの服用期間についての臨床試験では、2年間と5年間を比較した結果、5年間のほうが有効であり、5年間と10年間を比較した結果では効果は同等だが、10年間のほうが副作用が大きいという結果が得られています。

したがって、タモキシフェンは5年間の服用が世界的な共通認識になっています。50才以上の人にタモキシフェンを1年間投与すると、再発を21%、乳がん死を12%減少させ、2年間投与すると再発を29%、乳がん死を17%減少させ、5年間投与すると再発を47%、乳がん死を26%減少させると報告されています。

またタモキシフェンには、反対側の乳がんの発生を約2.4%から1.6%に下げる、コレステロールを減少させて心血管疾患を予防する、骨そしょう症を防ぐなどの作用もあります。

なお抗エスト口ゲン剤としては、トレミフェン(商品名フェアストン)もあります。

■タモキシフェンにみられる副作用

タモキシフェンは世界じゅうで大勢の人に使われてきました。とても安全な薬であることがわかっていますが、もちろん副作用は皆無ではありません。特に注意しなければならないのが子宮体がんの増加です。

タモキシフェンを5年間投与することで、子宮体がんの発生が4倍になるといわれています。しかし、子宮体がんの発生数自体が少ないので、その発生率は1%以下です。

つまり、子宮体がんの発生と乳がんの再発をてんびんにかけると、タモキシフェンを服用するメリットのほうがずっと大きいと考えられているのです。そのほかの副作用としては、顔のほてりや膣からのおりものの増加、血栓症、抑うつ症状、まれに角膜混濁や白内障などがみられます。

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