乳がんは、肺・胸膜、骨、肝臓、脳などに転移が起こりやすいのですが、放射線療法は骨と脳の転移に関して用いられます。
乳がんの骨への転移では、激しい痛みが出ることが多いのですが、放射線を照射すると90%くらいの奏効率があり、60%くらいの人は、まったく痛みから解放されます。乳がんの脳への転移では、抗がん剤がほとんど効きません。
脳には脳血液関門(BBB)といって、異物が脳に入り込まないような強力なフィルターがあるので、抗がん剤を投与しても脳まで到達しにくいのです。そこで、脳全体に放射線を照射する全脳照射が行われます。
このときは、髪の毛が抜けますので、かつらを用意したほうがよいかもしれません。そのほか、肝臓への多発転移では、肝臓の表面が突っ張って痛むことがありますが、このとき、放射線を照射することがあります。
肺への転移ではせきを止めるためや、気管が閉塞しそうなときに照射することもあります。
・・・
どうすれば、がんは治せるのか!?
標準治療(手術・抗がん剤・放射線)に耐え、代替療法も活用すれば・・・
本当にがんは治せる?
詳しくはこちらのページで