<主ながん予防成分>
・ポリフェノール(アントシアニン)
・アルカロイド
ナスはナス科に属する一年草でインドが原産地です。栽培の歴史は千数百年にのぼり、日本ではすでに古墳時代に栽培されていたという記録が残っています。
煮物、揚げ物、焼き物、和え物と、どんな料理にもよく合い、子どもからお年寄りまで幅広く愛されている野菜の1つです。果皮の紫色を作りだしている成分は、強い抗酸化作用を持つことで知られるアントシアニン(ポリフェノールの一種)で、ナス特有の構造を持っていることから「ナスニン」と呼ばれています。
なお、この物質は紫色になるために鉄分の作用を必要とします。昔から、漬け物を色よく仕上げるために鉄クギやミョウバンが使われていたのも、こうした鉄の作用を応用したものです。
がん予防には、このナスニンをはじめ、アルカロイドという物質が効果を発揮します。
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