<主ながん予防成分>
・イソチオシアナート(スルフォラファン)
・インドール
・ステロール
・ボリフェノール(ケルセチン)
・カロチノイド(β-カロチン)
・ビタミンC
・ビタミンE
・食物繊維
キャベツの変種の1つで、原産地は地中海沿岸。ローマ時代に利用が始まり、イタリアで改良が加えられました。日本には明治初期に入ってきましたが、本格的に普及し始めたのは昭和40年代に入ってからです。
ブロッコリーが好まれるようになったのは、アクが少なくて食べやすいこと、シチューやグラタンなどの洋風料理のみならず、どんな料理にも相性がいいこと、そしてビタミンCをレモンの1.5倍含んでいるなど、栄養価の高い野菜であることが広く知られるようになったためです。
さらに、ここ数十年の間にがんを防ぐ効果があるという研究報告が次々と発表され、健康野菜としていちだんと脚光を浴びるようになったのです。キャベツと同様、イソチオシアナート、ステロールなどの成分にがん予防効果が期待されていますが、なかでも注目されるのがブロッコリー特有の成分であるスルフォラファンです。
アメリカの研究によって、ほかの野菜にはみられないがん抑制作用が発見されています。加えて、ビタミンC以外にも、ポリフェノールの一種であるケルセチン、β-カロチン、ビタミンEといった抗酸化物質が豊富に含まれています。
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