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大腸がん

潰瘍性大腸炎と大腸がんの関連

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非常にまれですが、潰瘍性大腸炎などの炎症性疾患から、がんができることがあります。

潰瘍性大腸炎とは、直腸付近から発生した炎症や潰瘍が大腸内に広がっていく病気です。一般に、胃や十二指腸にできる潰瘍の数は1~2個ですが、この病気の場合には、ときとして大腸全域に広がり(全大腸炎)、正常粘膜が見えなくなるほどになります。

悪化すると潰瘍が大腸粘膜の下層や固有筋層に達し、腸管を突き破ってしまうこともあります。主な症状は粘血便、腹痛、発熱などで、治療の基本は薬物療法です。しかし、一度かかると再発を繰り返して完治が難しいため、特定疾患(難病)に指定されています。

潰瘍性大腸炎の患者は.少なくとも6万人以上います。潰瘍性大腸炎の多い欧米では、この病気の人が大腸がんを発症する頻度は、全大腸炎で6%、左側結腸炎で1%、全体では3%程度です。日本ではもっと低いと思われます。

全大腸炎の患者さん10年以上の病歴がある人には、大腸がんが発生しやすいので、年に1回、内視鏡の検査をします。これは、普通の経過観察ではなく「サーベイランス(監視)」といわれます。がんの発生を監視して、集中的に早く見つけるための方策です。

潰瘍性大腸炎から発症する大腸がんは、非常に特殊なタイプで、遺伝子異常の様式も通常のがんとは異なります。悪性度の高いがんが発生する頻度が高いことも特徴のひとつです。
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どうすれば、がんは治せるのか!?

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本当にがんは治せる?

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