ラジオ波焼灼療法は、肝臓がんに対して以前より行われていました。
2000年以後、肺がんに対してもこのラジオ波焼灼療法が行われるようになってきました。ラジオ波焼灼療法は、通常は手術の適応となる肺がんでも、呼吸機能が悪い、以前に手術をしている、手術を拒否しているなど、何らかの理由で手術を行わない場合、あるいは他臓器から肺に転移をした患者を対象として行われています。
ラジオ波は電磁波の一種で、からだの中でイオンの振動運動を誘発して熱を発生させます。主にこの熱でがんを壊死させて治療をします。治療はCTを用いて行われます。まず、皮膚から胸膜まで麻酔をしたあとに、皮膚を通して電極をがんの中に差し込み、ラジオ波を流します。治療時間は1時間くらいかかります。
熱が出たり、気胸を起こしたりというような合併症を起こすことがありますが、重い症状のものはありません。治療したがんが治癒したかどうかを判定するのは難しいのですが、50%以上の症例で、2年以上治療した部位でのがんの再発はみられないようです。
このラジオ波焼灼療法はがんが小さいほど治りやすく、2cm以上に大きくなると再発率が高くなります。何らかの理由で、肺がんや他臓器から肺に転移したがんの手術ができない患者には、選択肢の1つとなる治療法です。
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