現在、アメリカで健康促進、がん対策において急上昇の人気を誇っているのが、ブロッコリー、芽キャベツ、カリフラワーなどアブラナ科の野菜です。
もともと食習慣のなかに野菜をとり入れるのが苦手なアメリカ人の間でなぜアブラナ科の野菜が人気なのかというと、従来見いだされることのなかった「イソチオシアナート」と呼ばれる物質の存在が明らかになったからです。
イソチオシアナートは辛みのもとになる物質で、ダイコンやカブ、ワサビなど、日本人におなじみの野菜や香辛料のなかにも多く含まれています。「デザイナーフーズ・プロジェクト」では、たまたまブロッコリーが実験対象に選ばれ、すぐれたがん抑制効果が確認されたわけですが、じつはダイコンやワサビにもブロッコリーに勝るとも劣らない作用が隠されています。
イソチオシアナートもイオウ化合物と同様、すりつぶしたり包丁で切ったりする過程で、なかの酵素が働いて二次的に生成されます。ブロッコリーから発見されたイソチオシアナート類のなかのスルフォラファンという物質には、発がん物質を無毒化したり、それらを体の外に排泄させる作用を持つ酵素の働きを活性化して細胞内への侵入を妨ぐなどの働きがあることがアメリカのジョンズ・ホプキンス大学、タラレー博士の研究グループによって明らかになっています。
さらにスルフォラファンは、遺伝子が傷つくイニシエーションの段階に作用するだけでなく、がん化が促進されるプロモーションの段階にも作用して、強力ながん抑制効果を発揮することが確認されたのです。動物実験では、とくに食道、大腸、乳、肝臓、肺、胃などのがんを効果的に抑制できたことが証明されています。
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