PETを使ったがん検診には、いいところ悪いところがあります。
いいところとしては、一回の検査で全身のチェックができるということ。また、注射を一本打つだけなので、からだへのダメージが少なく、ほかの検診では見つけられないようながんが見つかることがあります。
また、PET検査では全身像を撮るため、広い範囲の病巣の有無を観察することができます。最近普及しているPETlCTカメラでは、PETの代謝画像とCTの形態画像を同時に融合画像として得られるので、病変部の解剖学的位置関係も容易に知ることができ診断精度がより高くなっています。
しかし、PET診断は万能ではありません。従来から甲状腺、乳腺や腹部臓器の肝・胆・腎などに超音波検査が、肺や腹部臓器ではCT検査が、また脳や骨盤内の膀胱・前立腺・子宮・卵巣などにはMRI検査が行われています。
これらの画像診断と全身の代謝画像であるPET検査をうまく組み合わせることで、より精度の高い検診や病気の診断がきます。しかしPETで見つかりにくいがんがあります。特に小さいものだとか、脳などの中枢神経系、それから腎・尿路系などが見つかりくいとされています。
また、少し厄介なのは炎症です。肺炎とか何らかの炎症があった場合、がんとの鑑別という部分では、難しくなります。判別が結構難しいものは、知識と経験のある人間が診断することが求められます。
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