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がんと闘うために

「乳がん」 一覧

乳がんの放射線治療と副作用

ほとんどの場合、放射線照射による大きな副作用は現れません。 副作用が現れるのは、照射した部位に限られますが、乳がんの場合は胸壁、周囲のリンパ節領域で、頭髪の脱毛、吐き気はなく、白血球減少も起こりません ...

乳がん治療における放射線療法(放射線治療)

「放射線療法」は、放射線を照射した部分に効果を発揮する局所療法です。 放射線には、DNAにダメージを与えて修復を阻害することでがん細胞を死滅させる効果があります。放射線療法としては、主に、手術でがんを ...

乳房再建は保険適応なのか

2006年の保険の改訂によって、乳房切除後の乳房再建は保険適応が認められました。 Ⅰ期再建とⅡ期再建で費用は若干異なり、また再建乳房への乳頭形成も保険の適応になっています。費用は、手術の内容によっても ...

乳房再建の方法

2013/03/23   -乳がん
 

自家組織による方法とエキスパンダーを用いる人工乳房の方法があります。 ■自家組織による再建 患者の体の一部の組織を胸に移植する方法で、お腹の組織を移植する方法と、背中の組織を移植する方法の2つがありま ...

乳がんの手術で乳房再建はしたほうがよいのか

「乳房再建」は、手術によって失われた乳房を、形成外科の技術によって再建する方法です。 乳房を失うことで、さまざまな不便や不自由を感じる人も多く、乳房再建によりこれらの精神面や肉体面の問題が改善すること ...

リンパ節の転移の有無を診断するセンチネルリンパ節生検

センチネルリンパ節とは、がん細胞がリンパ管の中を流れていって、最初に到達するリンパ節のことを指します。がんの転移を見張るリンパ節なので、「見張りリンパ節」とも意訳されます。 このリンパ節を見つけて、リ ...

腋窩リンパ節郭清の後遺症を防ぐリハビリ方法

手術で腋窩リンパ節郭清をした後は、術後数日して(リンパ液を体の外に出すドレーンが抜けた後)、手や腕、肘、肩などを動かすリハビリテーションを開始する必要があります。 これは術後にリンパ液の流れが悪くなり ...

腋窩リンパ節郭清の後遺症とは

リンパ節の郭清に伴って、腕の後遺症(「リンパ浮腫」と呼びます)が発生します。 むくみ、だるさ、痛み、知覚異常、挙上障害など軽いものも含めれば、5人に2人位の患者が何らかの後遺症を訴えています。ちなみに ...

乳がんにおけるリンパ節廓清(切除)は意味があるのか

リンパ節郭清とは、リンパ節が含まれる脂肪ごとに一塊に切除することで、取り出した後で脂肪の中に埋まっているリンパ節を探してがん細胞がいないかを検査します。 乳がんの場合は、最も乳房に近いのが脇の下(腋窩 ...

乳がんで乳房温存手術ができない場合とは

温存療法が適応にならず、乳房切除が行われる場合は、乳がんが広範囲にわたって広がっているとき(マンモグラフィで、乳房内の広範囲に微細石灰化が認められる場合)、2つ以上のがんのシコリが、乳房の中の離れた場 ...

乳がんの乳房内再発とは

乳房温存療法で、残した乳房に出現した再発を乳房内再発と呼びます。 乳房内再発には2つの場合があります。1つは最初の乳房の部分切除の際に、目に見えないがんの取り残しがあったものが大きくなって再発とわかっ ...

乳がんの乳房温存療法の目的と考え方

乳房温存療法(乳房温存術と温存乳房への手術後の放射線療法の組み合わせ)は、臨床病期が0、Ⅰ、Ⅱ期の乳がんに対する標準的な局所治療です。乳房温存療法の目的は乳房内での再発率を高めることなく、整容的にも患 ...

乳腺部分切除術と乳腺全切除術|乳がんの手術

乳房とは、乳腺と皮膚と乳頭・乳輪などを含めた臓器を指します。最近は、皮膚や乳頭・乳輪を取らないで乳腺だけを切除する乳腺部分切除術と乳腺全切除術も行われています。 この方法によって、シコリが小さければ皮 ...

乳がん治療の第一選択肢は温存手術

このごろではさすがに「乳がんになると乳房を全摘される」という恐怖を抱く患者さんは少なくなりました。しかしながら、20年、30年前まではそうした恐怖は現実のものとしてあり、乳房温存療法を導入せずに全切除 ...

乳がんの病理検査で得られる情報

手術後の病理検査で得られる情報を整理しておきます。 ①シコリの大きさ ②がん細胞の悪性度(グレードと個数) ③脈管浸潤の有無 ④腋下リンパ節転移の有無 ⑤ホルモン感受性の有無 ⑥HER2感受性の有無 ...

乳がん治療の歴史と臨床試験(治験)

がん治療は時代とともに進歩して変わっていきます。特に乳がん治療の場合は日進月歩で変化を重ねていて、その時点において得られた科学的根拠(「エビデンス」)に基づいた最善の治療・方策を「標準治療」と呼んでい ...

乳がんの治療計画はどのように立てられるのか

血液のがんを除いて昔は手術ががん治療の主体でした。しかし、現在はさまざまな治療を組み合わせた「集学的治療」の時代と呼ばれています。乳がんの集学的治療は、病期に応じて、手術、放射線療法、薬物療法の3つの ...

乳がんの分子マーカー診断とは?

乳がんの性質を確認するために、さまざまな分子マーカーと呼ばれる指標に基づいて薬が選択される時代になりました。分子マーカーは治療の効果を予測する効果予測因子でもあります。 たとえば、ホルモン受容体がなけ ...

乳がんステージ4期の治療

乳房のシコリか転移病巣の針生検を行います。この病期は全身に乳がんが明らかに広がっている状態なので、手術によって乳房を取ることにはあまり意味がありません。再発した乳がんと同様に、病理検査に基づいて薬物療 ...

乳がんステージ2B期から3C期の治療

20年前には乳房、脇のリンパ節、胸筋をまとめて大きく切除していた病期です。最初に手術できないことはありませんが、現在は「まず薬物療法ありき」です。 その理由は、微小ながん細胞がリンパ管や血管を介してす ...

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