「 月別アーカイブ:2013年06月 」 一覧
がんと告知
かつて日本では、「がんは告知すべきではない」という意見が大勢を占めていました。 医師は、患者ががんであると診断したら、患者にはその事実を告げず、まずその家族を呼び出して、患者の病名を、ときには間接的な ...
がん治療で転院したいと思ったら
がん患者さんが、いま治療を受けている病院から別の病院に「転院」したいと思うことは、よくあることです。 転院を望む理由は、その病院で受けている治療や、病院のシステム、あるいは主治医に対する不満などの場合 ...
がん細胞の「自殺(アポトーシス)」とp53遺伝子について
2013/06/29
-がん全体
p53遺伝子, がんの遺伝子治療, がん細胞アポトーシス
私たちの体を作っている細胞は、毎日平均して3000億個も死ぬといわれています。 たとえば、皮膚細胞や血液細胞(血球)は数日~数カ月で老化して死に、新しく生まれた細胞がこれに取って代わります。ところがが ...
がん医療の臨床試験の段階とランダム試験
2013/06/28
-がん全体
がん医療の臨床試験の段階, がん治験ランダム試験
臨床試験には次のとおり、段階があります。 ■第1相試験 これは、人体における治療効果と安全性を確かめる最初の試験です。たとえば新薬がどのように体に吸収され、かつ代謝・排出されるか、毒性はあるかなどを確 ...
がん医療の臨床試験とは?
「臨床試験」とは、新しい医学的な研究、つまり開発中の新薬や治療法の効果を、人間を対象にして試すことです。 これは、医学の進歩、あるいはがん克服に向けた人類的な努力の中で重要な研究過程だといえます。現在 ...
がんの先進医療「粒子線治療(重粒子線治療)」とは
放射線治療の分野では近年、「粒子線治療」が注目を浴びています。 これは、陽子や炭素イオンなどの”従来より重い”粒子を電磁石で加速してがんの病巣に撃ち込み、がん細胞を破壊しようとするものです。陽子より重 ...
がんの先端医療の現状
2013/06/27
-がん全体
がんの先端医療の現状
がんの治療といえば、かつては、手術、抗がん剤を用いた化学療法、それにX線による放射線治療の3つくらいしかありませんでした。 しかしこれらには、いずれも問題がついてまわります。手術では、がん病巣以外の健 ...
がんの転移と再発を防ぐ方法は?
2013/06/27
-その他の治療法
がんの転移と再発を防ぐ方法
がん治療でもっとも重視したいのはがんの「転移」や「再発」を妨害することです。 がんが発見された後、それが全身に広がることを抑えられるなら、手術や放射線治療によってがんの原発巣(発生場所のがん)を除去す ...
がん治療の特効薬はあるのか
2013/06/27
-その他の治療法
がん治療の特効薬はあるのか
すべてのがん患者にとって、飲んだり注射したりするだけでがんを治療できる「がん特効薬」のほど、待ち望まれるものはありません。 しかし、残念ながらいまのところそのような薬は存在しません。がんの薬といえば抗 ...
女性のがんとホルモン療法
2013/06/27
-乳がん
エストロゲン, 乳がんホルモン療法, 卵巣がんホルモン療法, 女性のがんとホルモン療法, 子宮癌ホルモン療法
女性の生殖器は構造が複雑なため、がんの種類も、乳がん、子宮がん、卵巣がんなど多様です。 女性のがんでは多くの場合、女性ホルモン(エストロゲン)ががんを増殖させます。そこでこれらを治療するために、体内の ...
前立腺がんになぜホルモン療法が効果的なのか
2013/06/27
-前立腺がん
前立腺がんホルモン療法
私たちの生殖器をつくっている細胞は、ホルモンの影響をとりわけ強く受けています。 そのため、生殖器にできたがんもまた、ホルモンの影響を強く受けます。つまりこれらのがんは、性腺がつくり出す性ホルモンが供給 ...
がんのホルモン療法の治療効果と副作用
2013/06/27
-その他の治療法
がんのホルモン療法の治療効果, がんホルモン療法副作用
がんの中には、自分が成長するために、通常の栄養の他にホルモンを必要とするものがあります。 とりわけ、乳がん、子宮体がん、前立腺がんの3つは特定のホルモンへの依存度が高く、これらのホルモンが体内にどの程 ...
本当に「免疫力」でがんを殺せるのか?免疫療法の効果とは
2013/06/27
-その他の治療法
がん免疫療法の効果, 免疫力でがんを殺せるのか
「免疫」とは、私たちの体に外部から病原体などの異物が侵入したときに、これを排除して体を守ろうとするはたらきのことです。 この免疫のはたらきを生み出すために、多くの細胞が関わって「免疫系」をつくっていま ...
CT検査をすると被ばくしてがんになる?
日本では、CTをはじめとする放射線を利用した画像診断が世界的に突出して利用されており、それががんの発症率を高めている可能性があるということを言う人がいます。 これは、2004年初め、世界的に著名なイギ ...
がんの凍結療法の長所と短所について
凍結治療の長所と短所について、まず長所は、一般の手術のように正常な組織を大規模に傷つけることがない(=侵襲度が小さい)ということです。 凍結手術は、内視鏡手術と似て、皮膚を小さく切開するか、針状のクラ ...