「 ktsteavensの記事 」 一覧

がん医療の平等化を図ることを目指した"がん対策基本法"が、2007年4月1日から施行されました。 わかりやすくいうと、大都市に住む患者と地方都市で暮らす患者の受けられる医療に差が生じてはいけないと作ら ...

抗がん剤は一般に、投与と休みを繰り返し、がん細胞の増殖、減少の様子を見ていきます。 1～2週目は連続して投与し3週間目は休む、1週間に1回を3週続けて4週目を休むなどといったサイクルを1単位として数回 ...

下痢と便秘は腸の動きが悪くなったり腸の粘膜がダメージを受けて起こるのですが、食欲不振や吐き気が生じることで水分量が減りこれらに拍車をかけます。 便秘には便を軟らかくする酸化マグネシウムが効果的で緩下剤 ...

抗がん剤の副作用でもっとも怖いのが骨髄抑制です。 骨髄は骨の髄(中心)にあって、血液をつくっているところです。新陳代謝が活発な場所なので、抗がん剤の損傷を受けやすいといえます。赤血球がつくられにくくな ...

すべての抗がん剤で「顔色」がくすみかちになります。 特に5-FU系の薬を使っている間はあまり日光に当たらないほうがよいです。同じフッ化ピリミジン系の薬、ゼローダやTS-1を使っているときも同様です。特 ...

脱毛は、抗がん剤によって、抜けるものと抜けないものがあります。 ただしタキサン系の薬では、脱毛はほぼ必発です。予防する方法は今のところないので、この薬を使う予定の人は、施行する前にウィッグを用意してお ...

抗がん剤治療では、個人差はあるものの、多くの場合、副作用があります。ほかにも、それぞれの抗がん剤ならではの特徴的副作用がある場合があるのも事実です。 ■吐き気対策 吐き気や嘔吐には個人差があります。ま ...

乳がんの最初の手術の後に、ホルモン療法、抗がん剤治療、分子標的薬をどのように組み合わせるのでしょうか。 その方法は2年に1度、スイスのザンクトガレンで行われる国際乳がん会議で決められます。日本でも、そ ...

分子標的薬とは、がん細胞に特有の分子、もしくはがん細胞に特別に多い分子を標的に狙い打ちして、がん細胞を攻撃する薬です。 正常細胞にはダメージを与えにくく、副作用が少ない新種の抗がん剤です。乳がんに有効 ...

ホルモン療法には、女性ホルモンのエストロゲン自体をつくらなくする方法と、ホルモン受容体(レセプター)に付いてエストロゲンが結合するのを阻止する方法がありますが、閉経前か閉経後かによってエストロゲンの産 ...

がん治療の3大療法は、手術療法・化学療法・放射線療法ですが、乳がんの中には、女性ホルモンの応援を受けて、分裂・増殖が促進される性質を持ったものがあります。 そこで女性ホルモンの働きをストップさせれば、 ...

１．生殖・出産関連の要因 乳がんの発生には、エストロゲン(女性ホルモン)が重要な働きをしており、例えば、初経年齢が早い、閉経年齢が遅い、初産年齢が遅い、出産経験が少ない、授乳歴がないなどのエストロゲン ...

乳かんは確実に増えています。 日本で乳がんになる人は、1年間に約4万人、そして死亡する人は約1万人。欧米諸国では、なる人は増えていますが 死亡率は減ってきています。その差は何かと考えますと、検診受診率 ...

手術が終わり、補助療法が終了しても、10年間は定期的に検査を受けることが大切です。 定期検診の時期は、術後2、3年目までは、3カ月ごと、それ以降は半年から1年ごとに行いましょう。定期検診は手術を受けた ...

乳がんの手術後は、リンパ浮腫を悪化させないためにも手術した側の腕にけがをしないことが大事です。 ・乾燥肌の人は保湿クリームなどで肌を保護しましょう。 ・土いじりをするときには、けがや感染を防ぐために、 ...

リンパ浮腫とは、手術でわきの下のリンパを切除したり、放射線治療によりリンパ管が細くなったりしたことで、リンパの流れが悪くなり、リンパ液が皮下にたまる状態をいいます。 リンパ浮腫が起こる時期や程度には個 ...

分子標的治療薬とは、がん細胞の増殖や発生、転移に関係している特定の遺伝子やたんぱく質に作用して、がん細胞の増殖を抑制する薬で、HER2が陽性の乳がんに効果があります。 HER2とは、細胞の表面にあるた ...

主な副作用と対処方法は次の通りです。 ■嘔吐・吐き気 ・治療当日は3、4時間前に消化のよいものを軽く食べるだけにしておきましょう ・嘔吐したときは、十分に水分を補給しましょう ■脱毛 ・頭皮にかゆみや ...

乳がんの抗がん剤治療には内服薬と静脈注射の2種類があり、ほとんどの場合2～3種類組み合わせて使われます。 従来はCMFという組み合わせが多く使われていましたが、術後補助療法の場合、アンスラサイクリン系 ...

ホルモン治療による主な副作用は次のとおりです。 ■ホッ卜フラッシュ 自律神経の働きが鈍くなり、体温調節ができなくなるために起こります。胸から頭にかけてカーッと熱くなって、動悸と顔面紅潮が起こり、汗が噴 ...